ガーデニング、家庭菜園がトラブルの元に?

家庭菜園

ガーデニングや家庭菜園といえば、今日静かなブームとなっています。しかしながらスキルを実につけるのが面倒とか、時間が中々とれないなどの理由から理想と現実との間にはかなりのギャップがあるようですね。また都会では家庭菜園の場所が確保できないということで、定年退職を起点として田舎に移住する人が増えているのも事実です。ここではそんなガーデニングや家庭菜園にまつわるトラブルについてご紹介いたします。

ガーデニング、家庭菜園トラブルとはどのようなものか?

ガーデニングトラブルの例

ガーデニングといえばそれほどご近所迷惑にもならないし、よそ様の庭に植えられた植物を見ているだけでも精神的に癒されます。ところが実際には、ガーデニングや家庭菜園にまつわるトラブルが全くないのかといえばそうでもないようなのです。例えば風に飛ばされた花びらや枯れ葉が隣の家の庭にも飛んでくるとか、ツルが隣の敷地まで伸びてきて困るといった苦情が挙げられます。とくに健康によいとされるゴーヤのツルは要注意です。

またガーデニングで池などを設置した場合には、夏の季節にはが隣の家まで飛んでくるといった苦情例もあります。さらにはハチやムカデも発生しやすくなります。ただしこうした害虫は、ガーデニングが原因なのかどうかは一概には断言できません。その代わり今まで何年もそんな被害がなかったのに、急にそんな被害を被るとどうしてもガーデニングに原因があると疑ってしまいます。その他にも野鳥をよく見かけるようになり、そのフンに悩まされるというケースもよくあります。

賃貸住宅や集合住宅での被害例

賃貸住宅や集合住宅の場合、ベランダは火災や災害が発生した際の避難経路となっています。そのため、ベランダに沢山のプランターを置いてしまうと、避難する際には大きな障害となってしまいます。従って、マンションやアパートの管理組合でもそれらのルールがキチンと決められているハズです。

とりわけ避難経路に指定されているベランダにプランターやデッキパネルを敷き詰めるのは、管理組合のルールどころか明らかに消防法違反の可能性があります。さらには、プランターやデッキパネルが強風で吹き飛ばされた場合には、道を歩いている人がケガをする恐れすらあります。しかも、こうした被害が発生してからではむしろ遅いといえるでしょうね。そのため早急にルール通りに、ベランダを使用するようにしないといけません。

対処方法

ベランダは専用で使用できる共有部分

賃貸住宅のベランダは共用廊下や階段・踊り場とは違って、自由に使用できる専有部分であると勘違いしている人がほとんどです。なので洗濯物を干したり、プランターを置いてガーデニングを楽しむのは個人の自由と思い込んでしまう人が多いのです。しかしながらすでに上述したように、火災や災害が発生した際の避難経路となっています。

そのため、そうした緊急時のためにも物を置いてはいけない部分なのです。要するに普段専用で使用できるとはいっても、共用廊下や階段・踊り場と同様に共用部分に該当するのです。おまけに消防法違反にも該当するので、ベランダには物を置かないようにする必要があるのです。またそういった禁止事項を賃貸住宅の総会などで、はっきりと住民に知らせる必要があるといえるでしょうね。

排水口の詰まり対策

ベランダでガーデニングをする場合、排水口に枯れ葉が入り込んで詰まってしまうというトラブルがよく発生します。これは、ご近所迷惑とは違った意味でのトラブルです。しかしながらひとたび排水口が詰まってしまうと、雨水や洗濯機の排水が排水管内にスムーズに流れ込まなくなります。

そうなると、お隣さんのベランダにも浸水してしまう恐れがあります。その結果、お隣さんとのトラブルに発展してしまうでしょうね。従ってベランダの排水口には、枯れ葉などが流れ込まないように網を張っておく必要があります。こうしたことは見落としやすい対策ですが、するのとしないのとでは後々大きなトラブルに繋がりますので要注意点といえるでしょうね。

まとめ

ガーデニングは趣味の世界が広がるだけでなく、五感を刺激するので心身の調子を整えたり認知症の予防にも繋がるのだといいます。そうしたことからも、今回ご紹介したような注意事項を守りながら、ガーデニングや家庭菜園を始めてみるのもよろしいでしょうね。

他にも、話し声や騒いだりすることで、苦情になることも。→悪気がなくてもトラブルに…。ベランダの騒音